第11回日本マーモセット研究会大会

PURPOSE開催趣旨

生物学の大きなうねりはいま、第二の「潮目」を前にしているようです。第一の潮目は、ほぼ半世紀前、生化学とひきつづく分子生物学の登場によって立ち現れました。それ以前の生物学は、生き物を観察し分類するなどの記述を中心としていましたが、これらの新技術によってはじめて、【分析】・【明証】とその【枚挙】という、本格的な「自然科学」としての衣をまとうことができたのでした。そしてこの半世紀、この要素還元的な科学的手法は大きな成果をあげ、今世紀初頭の「バイオの時代」を築くことが出来ました。

しかしその一方で、生物から物質要素への還元は、「生きている」という生命の本質の多くを削ぎ落としてゆく喪失過程でもありました。この還元過程を逆に辿っても命は創発しない、還元要素は生命を産み出す因果の充分条件にはなり得ないという、典型的な人間の認知バイアスである「逆推論(対称律)」の一側面が、最近の人間の高次機能創薬・医療への展開の大きな困難として、その大きな成果ゆえに顕在化することになってきたのです。

いま、生物学の次の半世紀の幕を上げるべく、第二の潮目が立ち現れようとしています。新しい諸技術の登場によって、科学のあと一つの基本原理である要素の【総合】を実現して、生命現象や精神現象の創発過程の解明に挑む準備が整ってきました。本年度の戦略目標にそった、マルチ・センサー・フュージョンによる多種生体計測データの糾合や、バイオDXによる生物データの実装展開などです。そして、霊長類であるヒトへの応用と新技術の適用の最短距離にあるマーモセット研究は、この未踏のフロンティアへの最前線にあるといえます。

これまでの生物学の大きな成果として得られた還元要素の恩恵を前提に、それをスタートラインとして、次の生物学の「総合」のうねりを創り出す期が熟したといえます。これを実現する絶好の位置にある霊長類マーモセット研究の次世代を担うみなさまとともに、この「新世界」への展望と希望を大いに語り合おうではありませんか。

第11回日本マーモセット研究会大会 
大会長  入來 篤史 
(理化学研究所 生命機能科学研究センター)

OUTLINE開催概要

大会名 第11回 日本マーモセット研究会大会  ~ 霊長類研究、新世界へ ~
会 期 2022年 2月 1日(火)、 2日(水)
会 場 オンライン開催
参加費 現在調整中
組織委員 大会長:入來 篤史(理化学研究所 生命機能科学研究センター)
主 催 日本マーモセット研究会
プログラム
(予定)
特別講演、一般演題発表、シンポジウム、器材展示(virtual)など
参加人数 約200名(予定)
運営事務局
(お問合せ先)
日本マーモセット研究会事務局
〒162-0814 東京都新宿区新小川町5-20 サンライズビルⅡ3階
株式会社アドスリー内
TEL: 03-3528-9841 TEL: 03-3528-9842

NEWS新着情報

2021-06-20
大会ホームページを公開しました。

主催

日本マーモセット研究会

運営事務局

第11回

大会事務局

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FAX 03-3528-9842
E-mail:
taikai@jsmr-marmoset.net